1963年当時の秋田県本荘 photo:ジェイン・ゲイト |
当時の鶴岡、田麦俣村の民家 |
本荘のかかし |
ハンス・コパーは1954年、34才の時に写真専門学校の学生だったジェイン・ゲイトと知り合った。
二人でパリのブランクーシを訪ねたり(ブランクーシには会えなかった)、ハンスはディグズウェルのアーティスト工房に移ってからもロンドンのジェインとルーシー・リーを訪ねるために生まれて初めての車(ロンドンタクシーとして知られる黒の背の高い車)を買ったりしている。
ハンスはディグズウェルからロンドンに戻ると、ジェインとその二人の息子たちと暮らし始めた。ジェインはハンスの工房の隣に写真工房を持ち、商業写真の仕事を受け、またルーシー・リーやハンス・コパーの作品や工房の写真を多く記録した。
その時期に前後して、ジェインは日本も訪れている。友人家族と共に宮城、青森、秋田、能登、日本各地を2ヶ月以上にわたり旅をして、昭和の色濃い、地方での人や暮らしを生き生きと写し出している。
ハンスは47才の時、ジェインと共にフルームのスプリングガーデンに移り、ハンスはそこでヴィクトリア&アルバータ美術館での織の作家ピーター・コリングウッドとの二人展や、数々の展覧会出品作品を制作した。
ハンスとジェインは、ハンスが54才の時に正式に結婚し、ハンスが61才で亡くなるまで共にフルームで暮らした。
ジェインは今も一人で愛犬と共に暮らしている。
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