Skip to main content

Posts

Showing posts from July, 2012

ハンス・コパーのディスクは今?

2009-2011年に日本の6美術館を巡回して大きな話題になった「ハンス・コパー 20世紀陶芸の革新」展。そこに出品されて広く世界に紹介された、スウィントン・スクールの壁面に取り付けられていたディスクはその後どうなったのでしょうか?

実は展覧会が終わってロンドンに返却された際、スウィントン・スクールでは保管の責任と安全の観点から美術館へ売却することを望んでいました。ヨーク美術館を始めとしていくつもの美術館が手に入れたいと基金を募ったのですが、予算がかなわず、結局このディスクを手に入れたのは個人だったのです。

というのは、オークションで5万ポンドから7万ポンドであろうという予測を大きく上回り、181,250ポンド(日本円でおおよそ2350万円)にもなりました。コパーの委託制作料が幾らであったのか知られていませんが、この値段を知ったらハンス・コパー自身多いに驚く事でしょう。

このディスクにはコパーの作品に連なる形が 数多く見られます。ディスクのひとつをとって立ててみたり横にしてみたり、またこれを組み合わせてみるとディグスウェル時代やその後に出てくるキクラデスの形さえも見ることができます。

このディスクすべてを購入したのはヨーロッパに住む個人とのことですので、公開されることはもうないように思われます。自宅の壁に埋め込んで眺めるのでしょうか。かなうことなら聞いてみたい気がします。