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Showing posts from August, 2018

ルーシー・リーとハンス・コパー物語1 メトロポリタン美術館の二人展

from New York Times 「運命がルーシー・リーとハンス・コパーの出逢いをもたらした」 という、極めて印象的な書き出しの記事がニューヨーク・タイムズに 掲載されたのは1994年、12月18日のことだった。 その年にニューヨークのメトロポリタン美術館で、現存の作家として 初めて、ルーシー・リーとハンス・コパーの展覧会が開催されたのだ。 メトロポリタン美術館という、ファインアートの美術館で 2人の陶芸家の作品展が開催されたことは大きな話題を呼んだが、 その影にはルーシー・リーの親しい友人、 シリル・フランケルの大きな尽力があった。 そのことについては別の機会に紹介したいと思う。 なお、上のニューヨークタイムズの記事は 「(二人の出会いをもたらしたのは運命だが、)彼らが 20世紀後半における英国の傑出した陶芸家足らしめたものは、 彼ら自身の技術であった」と続く。 この記事が出た翌年、まだ展覧会の続く1995年4月1日に ルーシー・リーはロンドンのアルビオン・ミューズにある 自宅でひっそりと息を引き取った。 ハンス・コパーが亡くなってから、14年経っていた。 ルーシー・リーとハンス・コパーの出会いは戦後間もない 1946年のことだが、次稿から、出会いにいたるまでの 2人それぞれの人生、そして2人が出会ってから、 を見ていきたいと思う。 ※ 不定期掲載の「ルーシー・リーとハンス・コパー物語」を始めるにあたり、2点お断りがあります。 1 過去にブログで書いたエピソードなど、重複する内容が含まれることがあります。 2 コピーライトはヒュース・テン に属します。断りなく引用、コピーをすることはご遠慮ください。