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ルーシー・リーのサインにまつわる謎

ルーシー・リーのサインをご覧になって不思議に思われた方はどれくらいいるだろうか。
日本で(もちろん世界でも)出版されている殆どのルーシー・リー関係書物に「ルーシー・リーのサイン」が掲載されている。展覧会のカタログやまた美術館の展示でもバナーとして使われることが多い。それらはすべてが全く同じものだ。というより、同じソースから採られている。

真贋?本物?イエスであると同時に、ノーとも言える。
殆どすべての「ルーシー・リーのサイン」は、ルーシー・リーについてのバイブルとも目される、トニー・バークス著「ルーシー・リー」の表紙から採られているが、著者のトニー・バークス氏がある時「ルーシー・リーのサインの秘密を教えてあげよう」と言った。以下は彼が語ったことだ。

 ルーシー・リーは言葉もひどいオーストリア訛りだったが、字も
 恐ろしく癖があった。特に「L」の字ときたらまるで「S」と
 見紛う特徴を持っていた。少なくともイギリス人にとっては
 Sとしか読めなかった。だからこの本の表紙にサインを持って
 くると決めたとき、ルーシーに何度となくサインの練習をして
 もらった。最後はルーシーの手に私が手を添えて完成したん
 だよ、ちなみにこの表紙はフランクフルトのブックフェアで
 最も美しい表紙という賞を取ったんだ。

そこでルーシー自身のサインを見て欲しい。「ルーシー・リーのチョコレートケーキ」で紹介している。見事に大胆なルーシーのサインがレシピの下に書かれている。一番上はルーシー・リーのロックケーキのレシピにサインしたもの。そして最後にトニー・バークスの本の表紙を見て欲しい。もちろん、まぎれもないルーシー自身のサインではあるが幾分美しく変身したサインが表紙を飾っている。

写真追加-2017.7.1