
静岡市立の静岡アートギャラリーで ルーシー・リー展が開催されています
(2006.12.12〜2007.1.28)。東京のニューオータニ美術館、とちぎ蔵の街美術館
への巡回に続いて、静岡が本展覧会最後の会場となります。
各会場ごとに展示作品の一部に変更が加えられていますが、
今回は最終会場ということもあってハンス・コパーのすばらしい作品が展示
されています。台座の中にカップ形の容器が組み込まれている特徴的な作品
やスペードフォームと呼ばれる作品。大胆に刻まれたラインと深みのある釉薬が
ハンス・コパーならではの表情に魅了されます。
静岡会場は高層ビルの3階に位置する静岡市の美術館でスタイリッシュな雰囲気を
もち、壁に取り付けられたアクリルケースのルーシー・リーの作品をごく間近で
鑑賞することができます。また、リーチの影響を受けた黒い釉薬の器シリーズ、
ルーシー・リーならではの白い器シリーズ、また背の高い白い花生けは
とちぎ会場で初めて公開されましたが、白い釉薬の中にほんのりと
エメラルドグリーンのスパイラルが立ち上がる清楚で見事な一点です。
また日本初公開となるルーシー・リーの作品も2点あります。同じドロマイトの
釉薬を施しながら他の作品と全く異なる表情をもち、ルーシー・リーの
釉薬の妙に驚かされることでしょう。初公開のドロマイト釉花生はビロードの
ような表情を持ち、思わず触れたくなるような暖かさを感じます。
今回のバスツアーはロダンの所蔵で有名な静岡県立美術館と
「画家の愛したやきもの」とHPにあるポーラ美術館を加えた3館を巡ります。
静岡県立美術館ロダン館では階段状になったスキップフロアには《地獄の門》
をはじめとして32点のロダンの彫刻が展示されています。
ポーラ美術館はご存じの方も多いと思いますが、箱根の仙石原に位置し、
植物体系を乱すことなく、という意図のもとにそのほとんどを地下に埋もれた
形で設計がなされ、地上部分は8メートルの高さに抑えられています。
企画展もさることながら、建物自体を見ることもおおいに楽しみです。
静岡は近くの芹沢けいすけ(漢字がこのコンピュータにない!)美術館や
ビュッフェの美術館もあり、ゆったりと過ごしたいところですが、新宿を
朝でて日帰りの旅程ではとても回りきることが出来ません。今回はこの3館を
訪れる予定ですがそれでもあまりゆとりのない鑑賞ルートのようです。
お天気が良ければ冬の澄んだ空気の中で富士山がどんなにきれいなことだろう
と楽しみです。みなさまふるってご参加ください。お申込は03-5930-1133へ。
H記
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