いよいよ「ハンス・コパー展 - 20世紀陶芸の革新」が滋賀県の
陶芸の森陶芸館でスタートしました。
2009年9月からの兵庫陶芸美術館で大変な評判を呼び、NHKの
日曜美術館アートシーンのトップで紹介されました。
作品たちは兵庫会場とはまた異なる魅力に溢れています。美術館の
天井が高いため2メートルもの高さの写真パネルが追加されて
ハンス・コパーのろくろびきの写真とルーシー・リーのろくろ
びきの写真が10メートルほどの距離に向かい合っています。
今回の展覧会巡回のために作られた3x4メートルの大壁に
コパーの建築的作品、ウォールディスクが嵌め込まれ
壁の向こうへと空間が繋がっています。
お互いを抜きにしては語れないルーシー・リーの作品も
約20点ほど展示されてまさにコパーとリーの生涯とその
作品の全体を景観できる構成です。
ルーシー・リーの繊細で華麗な作品と、緊張感溢れる
コパーの究極のかたち。時間を超えた静謐な空間が
ひろがっています。
4月18日(土曜)にはキャンバーウェル美術学校で
コパーに陶芸を教わったイギリスの陶芸家アリソン・ブリトン
さんの「ハンス・コパーとルーシー・リー、そして
私の制作」と題する講演会が開かれます。
Comments