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1997年、Bonhamsオークションの表紙 |
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カタログ内のページ |
オークションハウス・ボンナムズ(BONHAMS)
かつてロンドンにボンナムズというオークションハウスがあった。ルーシー・リーの友人だったシリル・フランケルという人物が関わり、陶芸界では最も有名な歴史的オークションを数多く主催しました。ハンス・コパー作品のオークションでは、陶芸界での歴史的最高価格を記録しています。
1997年、ルーシー・リーの没後(1995年)初のオークションが開催され、コレクターや美術館の大きな注目を集めた。ルーシー・リーの生涯を通じた作品が「SALE
OF A LIFETIME」というタイトルのもとに集められ、若々しく、華やいで気品にあふれたルーシー・リーの美しい姿が表紙を飾っている。
カタログとはいえ、ルーシー・リーの下の兄、ポールによるルーシーの素描やバーナード・リーチからの道具の作り方指南の手紙など、豊富な資料と写真を掲載した今では貴重な本となっている。
このオークションでの作品のうち何点かは幾人もの手を経て日本に渡り、美術館や個人のコレクションとなっている。 またあの有名なウェッジウッド委託のコーヒーカップのプロトタイプ全21点がオークション対象になったのもこのセールにおいてだった。
しかし、最後までルーシー・リーの工房に残されていた21点を分散させるには忍びないと遺産相続人となった関係者の間で協議、一括してセインズベリー卿の手に委ねることになった。そのおかげで私たちはいつでもノリッチにあるセインズベリー視聴覚センターに行けばこれらに会うことが出来る。
ウェッジウッドのこの試みが何故実現されなかったのかは定かでない。ルーシー・リーは、幾ばくかのお金で買い取ろうとしたウェッジウッドの提案を断り、代わりに作品の返却を求めた。
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オークションカタログに記載されたウェッジウッドのためのプロトタイプ |
もし、この企画が実現され、これらの作品のデザインが量産化されていたら、ウェッジウッドのみならず、世界のデザイン界を大きく変えていただろうと言われている。
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